4/16日の巨人戦で右ハムストリングを痛めたルナ選手。
いまだ2軍の試合にも出れない状態で復帰には相当時間がかかるみたいです。
ハムストリングの負傷は野球選手に多く治るのに時間がかかると言われれいます。

今回はハムストリングの肉離れについてまとめてみました。

<肉離れとは>

肉離れとは簡単に言うと筋肉が裂けた状態で、急激に筋肉の収縮運動が行われた際に起きる障害です。
肉離れは筋肉が部分断裂を起こしている状態です。

・肉離れの症状

肉離れの症状は重さによって3段階に分けられます。

・第一段階:軽傷
症状は軽く、部分的に筋肉が断裂している状態です。
痛みはあるが自力歩行ができる状態。

・第二段階:中程度
これも筋肉が部分断裂しているが筋膜が損傷し皮下内出血が発症して自力歩行が困難な状態です。

・第三段階:重症
筋繊維に部分断裂が深く発症している状態です。
特徴としては患部に陥没ができ、指で触ると強い痛みを感じます。
自力歩行は不可能な状態で歩こうとすると激しい痛みが伴います。

ルナ選手は状態からしてこの第三段階だと思われます。

・肉離れの原因

肉離れの原因は筋肉が過度の収縮運動を起こすことによって筋細胞、筋膜が伸ばされ部分断裂を起こします。
肉離れを起こしやすい人の特徴を以下にあげます。

・筋肉が固く柔軟性がない人
・筋肉はあるけれども普段運動をしてない人
・ストレッチが不十分な人

これらをみると肉離れの原因は筋肉の柔軟性がポイントとなっているようです。

<ハムストリングスに多い肉離れ>

肉離れで一番多いのはハムストリング(太もも裏)に起きるものです。
ハムストリングに起きやすい原因は、スポーツをする際最も強い収縮運動をさせる部位だからです。

また疲労が溜まりやすく筋肉の弾力性が失われやすい部位なので急に伸ばされると筋肉が切れやすいです。

・復帰までの目安

軽度では1~2週間、中程度では3~4週間、重症では10週以内が一般的です。

ルナ選手の場合は重症なので早くても復帰までに2か月はかかりそうです。

・ハムストリングが肉離れした時の対処法

・痛めた直後は筋肉の炎症を抑えるためにアイシングをします。
1回につき15分程行い、なるべく1日に3回以上(6時間おきくらい)はして下さい。

・回復に合わせて水泳や軽いストレッチやジョギングなどを行って、徐々に運動強度を上げていきます。

・患部をしっかり温めるようにする

・症状が軽くなってきたら固くなった筋肉をほぐす為に治療院などに通院すると治りを早くし、予防にも繋がります。
気を付けないといけないのは自分で揉まない事です。
痛めた所を揉んでしまっては余計に筋肉の炎症を強めてしまうので肉離れを起こしてないところを専門家にほぐしてもらいましょう。

・ストレッチのやり過ぎに注意

肉離れの原因は固くなったハムストリングが伸ばされたことにより起きます。
弾力性のない筋肉を無理やり伸ばそうとしても余計に痛めてしまう可能性が高いです。

ストレッチを行うのであれば痛みがでないように、ゆっくりし、弱く伸びてる感じがするぐらいで十分です。
またお風呂上りなど筋肉が温まった状態でやると筋肉が伸びやすいです。

ストレッチの時間は長時間やるよりも10秒くらいのストレッチを回数こなした方が血行がよくなり傷めるリスクを減らします。