現在自宅での整骨院開業目指して準備中です。
そこで今回は自宅開業のメリットを徹底的に考察してみました。
整骨院に限らずこれから自宅で起業する人にとっても参考になればと思います。
<整骨院自宅開業のメリット>
・物件取得費・家賃がかからない
やはりこれが自宅開業の一番のメリットですね。
物件取得費とは保証金、家賃、仲介手数料などのことです。
保証金は最低でも家賃の6か月以上かかります。
初回家賃は多くても2か月分ぐらい。
仲介手数料は1か月分の家賃を手数料として支払うことが多いみたいです。
一人で経営するような小規模整骨院の平均的な家賃は大体10万円ぐらいですかね。
私が住んでいる岡山市内では駅周辺以外だと、こんなもんです。
例:家賃10万円の場合
・保証金-最低60万円以上
・初回家賃-20万円
・仲介手数料-10万円
このように物件取得費だけで90万以上かかっちゃいます(汗)
結構な額ですねー、都市部だとこれの1.5倍から2倍はかかるそうです。
またこれに加えて駐車場を使うと別途契約料が発生します。
岡山市は車社会で駐車場は必須なので余計資金がかさみます。
ちなみに私は運良く自宅に庭があったので、そこを潰して駐車場にしました。
しかも親の知り合いに建設業者がいたので半分以下の費用で施工してもらいました!
・内外装・電気工事費用が抑えられる
これは自宅の構造上の問題などがあり誰にでも当てはまることではありません。
整骨院を開設するためには施術所の構造設備基準を満たさなければいけません。
・6.6平方メートル以上の専用の施術室を持つこと
・3.3平方メートル以上の待合室を有すること
・施術室は、室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に開放し得ること(ただし、これに代わる換気装置があればOK)
この3つの条件を満たす為、内装工事に多大な費用がかかることもあります。
しかし居抜き物件以外での施工費に比べれば格安だと思います。
居抜き物件以外の内外装・工事費は平均200~300万ぐらいかかります。
・通勤コスト(費用と時間)が不要
サラリーマンをやっていて毎日辛いのは通勤に時間がかかることですね。
私も最初に勤めた整骨院が遠かったので通勤に車で50分はかけていました。
公共機関を使った通勤をしている人は尚更です。
費用に関しては交通費が出ても直線距離のガソリン代しか出ずに憤りを感じた人もいるんじゃないでしょうか?
自宅ではこのようなストレスがゼロです。
しかし油断して寝坊すると一気に信用が落ちるので気を付けたいところです。
・地域に根差した治療院が作りやすい
地域に根差した治療院を作る上で有利なのは地元住民であることです。
よく知らない、よそ者が開院するよりも昔から知ってる人や地域の情報に詳しい人の方が信頼されます。
ただ、近所での評判が悪い人だと苦戦するでしょう(笑)
気を付けないといけないのは、ご近所さんと患者さんの線引きをすることです。
いくら知り合いでも値引きをしたり営業時間外の来院を許すと経営に支障をきたします。
<まとめ>
やはり自宅開業のメリットでウエイトを占めるのは低資金で開院できることですね。
内装工事が必要な場合でも工夫次第でコスト抑えることが可能です。
無理して店舗を借りるよりも、その費用を売上が上がる直接的な費用(治療機械など)に充てる方が開業時はいいかもしれません。
どうしても店舗が必要になった時に借りればいいと思います。
その際は是非こちらの記事を参考にして貰えれば幸いです。http://kanzaki18.com/?p=92
資金難の人にとっては、かなり使える制度です。