OZP86_kubigaitaidesu_TP_V (1)

朝起きたら首が痛くて動かせないという事はありませんか?
今回は急に起きてしまう寝違いについて正しく対処できるように原因と方法をまとめてみました。

<寝違いの原因>

寝違いは、頸部の筋肉が何らかの原因で炎症を起こすことによって発症します。
現在寝違いの原因で考えられるのは眠っている時の姿勢が大きく関与していると言われています。

寝ている間に脇の内側にある腋窩神経が圧迫されることにより、腋窩神経と繋がっている頸の筋肉に炎症が起きるのが一番の原因とされています。

寝違いの発症パターンとしては急性的なものと慢性的なものに分けられます。
ほとんどの寝違いは急性的原因によるものが多いです。

<寝違いの治療法>

まず寝違いになったら、すぐにして欲しい事が患部のアイシングです。
頸部の炎症を抑えるために行います。

・アイシングの方法

自宅に氷嚢袋がない場合はビニール袋に氷をいれてタオルでくるんで代用してもいいでしょう。
患部に15分程あてがって感覚がなくなるぐらいしっかり冷やしてください。
冷たさで痛みを感じるようなら低温火傷になる可能性があるので一時中断して下さい。
痛みが強い場合は1日に3回程(6時間おきくらいに)繰り返してもいいです。

 

アイシングの後は根本的な原因となっている脇の下の筋肉の緊張をとります。

・脇の下の筋肉ストレッチ方法

1.真っ直ぐ気をつけの姿勢で立ち、痛みがある方の腕を斜め後ろに持っていきます。

2.自然に止まるところまで、ゆっくり引き上げます。

3.止まったところで、20秒キープして元に戻します。

このストレッチを3回繰り返して下さい。
簡単ではありますが寝違いの痛み改善に効果があります。

<寝違いでやってはいけないこと>

・患部を揉む

痛いからといって患部を揉んでしまうと筋肉の炎症が強くなり状態の悪化に繋がります。

・患部を温める

患部を温めると炎症が激しくなってしまい状態が悪化します。
しかし痛めて3日以上たち状態が落ち着いてきたら温めていきます。
筋肉の炎症が治まったら今度は血流をよくして回復を促します。
もし寝違いになってしまったら上記の通りアイシング、脇の下のストレッチ、そして患部の安静を心がけて下さい。
今回の記事が参考になれば幸いです。