もう少しで嫌な梅雨のシーズンに入りますね。
雨が降ると体に異変が起き、痛みが出てくる人も多いと思います。
これはなぜでしょか?
今回は痛みと雨の関係についてまとめてみました。
<天気痛の原因>
雨や湿度などの天候により痛みが出ることを「天気痛」といいます。
雨が降って気圧が下がると体内に、炎症物質であるヒスタミンが発生します。
このヒスタミンには交感神経を刺激する作用があります。
これにより筋肉や血管が収縮した結果、疲労物質が滞り、痛みを感じやすい状態になってしまいます。
また気圧が低下すると血管を拡張させる作用や血管から水分などが周囲の組織にしみ出させる作用により、血圧を急低下させたりします。
<天気痛の対策>
天気痛の対策として有効なのは、筋肉を過度に使い疲労物質になっているヒスタミンを押し出す為に、血流を良くすることです。
血流を良くするには適度な運動(有酸素運動)によって全身を程よく使ってやる事が大事です。
お勧めなのが、少し早歩き位のウォーキングを30分程度行うのが効果的です。
そしてウォーキングの後に入浴(20分程度)をして、しっかり汗をかきましょう。
入浴後は痛みを感じやすい関節周辺の筋肉をゆっくりストレッチすることも重要です。
ストレッチをするうえで大事なのが、痛みを感じない程度で止めておくことです。
無理に筋肉を伸ばそうとすると、筋肉を傷めてしまう事があるので気を付けて下さい。
また、自律神経のバランスをとる為に睡眠をしっかり取り、疲れを溜めない事も重要です。