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頭痛といっても様々な種類と原因があります。
今回はその中で慢性頭痛の種類と原因をまとめてみました。

<慢性頭痛>

慢性頭痛は脳自体には異常が見られません。
様々なタイプがあり痛み方や対処法がそれぞれ異なります。
慢性頭痛のなかでも多くみられる「片頭痛」と「緊張型頭痛」について以下にまとめます。

・片頭痛

基本的には頭の片側が痛みますが両側が痛む場合もあります。
こめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛むのが特徴です。

頭痛の起きる頻度は、月に1~2回程度から、多い時には週に1~2回です。
痛みは1~2時間でピークに達し、吐き気や嘔吐を伴う事もあります。

原因は血管が拡張して周囲の神経が引っ張られて痛みが起きます。
血管拡張の誘因は次のことが言われています。

・生活習慣のみだれ(睡眠不足など)
・緊張状態から解放されてホッとしたとき
・過度のリラックス(睡眠のとり過ぎなど)

片頭痛の予防としては、規則正しい生活をして自律神経の働きを整えることが重要です。
そして痛くなりそうになったら冷やして安静にさせます。

痛くなってしまったら暗い部屋で安静にし、こめかみや痛む部分を冷やしたり圧迫するといいでしょう。

・緊張型頭痛

慢性頭痛の中でも一番多いのが緊張型頭痛です。
無理な姿勢や過度な緊張、ストレスなどが重なって起こると考えられています。

緊張型頭痛の特徴は、頭の周りを何かで締め付けられるような鈍い痛みが30分~7日間続きます。
そして肩や首の強いコリ、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うことがあります。
幅広い年齢層でみられ、時々頭痛がするタイプ(反復性緊張型頭痛)と、毎日のように頭痛が続くタイプ(慢性緊張型頭痛)とがあります。

緊張型頭痛の原因は筋肉が緊張することから痛みが起きます。
以下に挙げます。

・普段からの姿勢の悪さ
・首の骨などの骨格・体型の歪み
・首や肩の筋肉のコリ、緊張
・目の疲れ、歯のかみ合わせ
・ストレスや精神的な緊張

緊張型頭痛の予防法は原因となる筋肉の緊張を解消し、起こさせないようにすることです。
姿勢を正しく、骨格・体型の歪みを改善させたり、枕を自分の首に合ったものを使うのが重要です。

痛みがでるようになったら、マッサージやストレッチなどでコリをほぐし、入浴やホッカイロなどで凝っている部分を温めて血流を改善してあげるとよいでしょう。