_shared_img_thumb_YUKA150701558664_TP_V

今年の柔道整復師国家試験の合格発表が終わりました。
まずは受験生の皆さまお疲れ様でした!
合格した人は、今のうちにゆっくり休んで下さい。
不合格だった人は来年に向けてすぐ勉強の準備をして下さい。
1年はあっとゆーまですよ!

<国試が難しくなっている>

今年の合格率は昨年の(65.7%)を下回り64.3%と過去最低の合格率になりました。
私が学生だった頃は「今年は難しくなる」と毎年言われながら合格率70%台をキープしていました。
しかし3年連続で合格率60%台と本当に難しくなっているみたいです。

・難しくなった原因は?

難しくなった原因はやはり柔整師が増えすぎた為でしょう。
現在、地域によってはコンビ二より整骨院が多いところもあるみたいです。
それによって昔は潰れる事はないと言われた整骨院が簡単に潰れるようになりました。

このままだと柔整師の将来は暗いものになるでしょう。
そこで柔整師を減らす為に国試を難しくしているんだと個人的に思っています。

_shared_img_thumb_MS251_nekketukoushi_TP_V

<合格する為にすべきこと>

・学校選びは慎重に

柔整師になる為にはまず医療専門学校に入らなければなりません。
学校によって国試の合格率はバラバラですが、高いに越した事はありません。

合格率の高い学校は以前も書いたのですが合格基準に満たない学生は受験させません。
国試認定試験を校内で設け、合格しないと受験できないシステムになっています。
とても大変ですが、周りの生徒も頑張っているのでモチベーションが全然違います。

基本的に、やる気のある生徒は合格していた(私の周りでは)のでモチベーションを保つのは大事です。

・優秀な生徒と一緒に勉強する

これは私達がやっていた勉強法なのですが、何か月かに一回、自分達で国試の過去問や問題集を解きます。
そしてリーダー格の人が先生役をやって、生徒役の人達に1問づつ解けたかどうか聞きます。
自信を持って解けたという人に挙手をさせ、その人にどうやって解いたかを解説させるというものです。

この方法により自分が全然わからなかった問題の解き方が、目から鱗が落ちたようにわかるようになります。

・必修を制すものが国試を制す

国試には必修問題30問(80%以上の得点で合格)で24点以上、一般問題200問(60%以上の得点で合格)で120点以上という合格基準があります。

ここで大事なのは必修問題です。
基本的な問題しか出ませんが80%以上の正答率がいるのでミスが命取りになります。
国試に落ちるほとんどの人は必修問題で1・2点足りなくて不合格というパターンが多いです。

そこで私が実践した勉強法を教えます。
私が国試の勉強に本格的に取り組んだのは3年生の4月からでした。

一番初めにした事は、必修問題で出そうな所をまとめる作業でした。
そして、まとまったら基本的なことを完璧に覚える。
そして次に必修問題で出そうな所の深い部分を暗記していく。

この勉強法をしたら模試で、必修問題だけでなく一般問題も基準点を超えるようになりました。
この勉強法は半年続けました。
必修問題に自信が持てたら今度は3か月程、必修問題以外の範囲を勉強しました。
そしてラストスパートで必修問題対策7割、一般問題対策3割くらいの配分で勉強し合格しました。

・わからない問題は飛ばす

国試は時間配分が大事です。
わからない問題はいくら考えても正答する確率は低いので飛ばしてしまいましょう。
特に計算問題は難しいものが多いので時間が余ったら解くくらいでいいです。

あと国試の際は必ず腕時計を持っていきましょう。
私の同級生が国試の際、時計を忘れて時間配分を間違えました。(なんとか合格したみたいですが・・・)

因みにトイレは行かせて貰えるのですが時間の無駄なので必ず試験前に行っておきましょう。

<最後に>

私は勉強するのが苦手でした。
しかし柔整師になる事は自分の将来を切り開く最後のチャンスだと思っていたので必死に勉強しました。
柔整師は弁護士や公務員と違って勉強苦手でも頑張れば何とかなれる職業です。
まあ、なってからが棘の道なのですが・・・

なので、いかにモチベーションを保って努力をするかが合格のキーポイントになります。
これから国家試験に向けて勉強する人はとにかく頑張って下さい。
これを読んでくれた人が将来同じフィールドで働ける事を祈ります。