<むくみの原因>

足のむくみはなぜ起こるのでしょうか?
医学的には浮腫と呼ばれ血液の循環が悪くなっている際に起きます。

原因としては細胞組織の液体と血液の浸透圧のバランスが崩れて細胞組織に水が溜まって腫れると言われています。
内臓の傷害からくるものもありますが、ほとんどは「長時間の立ちっぱなし」、「運動不足」、「冷え性」などによる血行不良からきています。

血液の流れが悪くなるとリンパの流れも滞り間質液であるリンパ液がリンパ管に入ります。
リンパ液が正常に代謝されないと余分な水分が皮膚の下に溜まって「むくみ」となります。

・なぜ足に多い?

むくみが一番起きやすいのは足ですが、それはなぜでしょうか?
以下の2点が考えられます。

・足は心臓から一番遠い位置にあるので血液の流れが悪くなりやすい

・重力の関係で水分が溜まりやすい

立ち仕事が多い人などは特に重力の関係上、足に水分が溜まってきます。

また足の筋力低下もむくみを引き起こします。
足の筋肉(特にふくらはぎ)は、血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。
なので筋力が低下すると血液が戻りにくくなり血液中の水分が足に溜まって「むくみ」になります。

<むくみ解消するには>

むくみを解消するには

・ストレッチ(特に入浴後)をしっかりする

・マッサージをする(足裏、足の指、ふくらはぎ)

・ウォーキング、つま先立ち、スクワットなどの運動をし筋力を増やす

・水分をしっかり摂って血流を良くする

・塩分を控える

これらを意識的に継続すればかなりの改善が見られると思います。

<足のむくみに効くマッサージ>

・足裏マッサージ

足裏を両手の親指を使って全体的に押していきます。
足裏の足底筋を刺激することによって血流が改善されます。

・足の指を引っ張りながら揉む

足の指を1本ずつ足先に向けて引っ張りながら揉んでいきます。
足の指には多くのツボがあるので入念に行います。

・ふくらはぎのマッサージ

足首から膝裏まで手のひら全体を使って押し流すイメージで揉んでいきます。
ふくらはぎはリンパが溜まりやすいので流していくのは、とても大切です。

以上のマッサージをお風呂上りで血行が良くなっている時に毎日それぞれ10分くらいやってみて下さい。
継続して行うと、かなりの効果が期待できます。