つらい花粉症の季節がやってきました。
鼻水、涙が止まらなくて困っている人が私の周りでも沢山います。
そこで今回は花粉症対策をまとめてみました。
<花粉症と風邪の相違点>
花粉症の症状は風邪の症状に似ているため、症状の違いを知っておくのが大事です。
・くしゃみ
風邪では連続して2~3回程度ですが花粉症の場合はもっと連続で起こり頻度が多いです。
これは鼻に入った花粉を体外に出そうとするアレルギー反応の影響です。
・鼻水
風邪の鼻水は黄色で粘り気があります。
この黄色は風邪のウイルスと体内で戦った白血球の残骸が含まれているからです。
花粉症の場合は無色透明で粘り気がなくサラッとしています。
・喉の痛み
風邪では唾を飲み込んだ時に痛みが出ます。
花粉症の場合は唾を飲み込んでも痛みが出ません。
・目のかゆみ
風邪ではほとんど出ません。
花粉症の場合は目に直接花粉が付くことによってアレルギー反応が起こり涙や、かゆみが出ます。
<日常生活での予防法>
・外出時
マスクやメガネを着用し花粉の侵入を防ぐ
ワセリンを鼻の穴に塗り込むのも効果的
ウールなどは花粉が付着しやすいので避けた方がいい
晴れた日や風の強い日は花粉が飛びやすいので外出は避ける
・帰宅時
玄関に入る前に衣類についた花粉を落とす
手洗い、うがい、洗顔を行い花粉を洗い流す
・自宅室内にいる時
こまめに室内を掃除する
外に干していた洗濯物は花粉をしっかり払い落としてから取り込む
花粉の多い日は、なるべく窓を閉めるようにする
しっかり睡眠や栄養バランスのある食事を取るなど健康管理に気を付ける
<花粉症の治療>
・薬物療法
初期療法:花粉が発散し始める2週間くらい前から、第2世代抗ヒスタミン薬などのアレルギー薬を使用します。
導入療法:症状が強くなってから開始する治療です。
第2世代抗ヒスタミン薬と経口ステロイド薬の一時的な服用やステロイド点鼻薬などを使用します。
・減感作療法
花粉症の原因となる抗原を少しずつ増やしながら注射し、アレルギー反応を弱めていく治療法です。
アレルギーを治すことができる唯一の根治療法で、2~3年と長期間続ける必要があるみたいです。
また必ず治るわけではないようです。
・手術療法
鼻の粘膜の一部をレーザーで焼いて、花粉が付着してもアレルギー反応が起こらないようにする治療です。
比較的安全に行う事が可能みたいですが粘膜は再生するので花粉症も再発するといわれます。